もらい火で車が全焼! [火災保険]
もらい火で愛車が全焼したAさん。家財の火災保険と車両保険に入っていたので、
これらの保険を契約している損害保険会社に電話することにしました。
Aさん:「車がもらい火で全焼しました。保険は使えますか?」
保険会社:「車両保険に加入されているので、そちらから保険金が支払われる可能性があります」
Aさん:「家財の火災保険にも入っています。こちらは使えないのでしょうか」
保険会社:「火災保険の家財とは、おうちの中にある家具や家電製品などの生活用の動産のことです。お車の場合、火災保険からは保険金が支払われることはありません」
故意や過失で他人に損害を与えた場合、
損害を与えた人はその損害を賠償する責任があります。
しかし、損害を与えた理由が失火(火災)ならば、
その責任をとるケースはあまり多くありません。
「失火の責任に関する法律」により、重大な過失がないかぎり、
火災を起こした相手に損害賠償請求できないからです。
誰かの不注意で火災の被害に遭った場合でも、
自助努力が原則となります。
建物と家財の補償は火災保険で、車の補償は車両保険で備えましょう。
車両保険は火災や衝突だけでなく、ひょう、雪災、水災、
台風などの自然災害(地震・津波を除く)、盗難、落書き、
走行中に飛んできた石による窓ガラスの破損などもカバーできますよ。
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